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CATEGORY:インプラント

2010年12月14日

骨粗鬆症の薬

今回は骨粗鬆症の薬「ビスホスフォネート」(以下BP)について。




これはいわゆる骨粗鬆症の薬で中年以降の方は




整形外科等から日常的に処方されている方も多いです。




十数年前より登場し副作用がなく効果の高い薬として広く普及して




きましたが最近になって厄介なな副作用が報告されるようになって




きました。BPを飲んでいる方の口の中で外科的な治療(歯を




抜いたり、インプラントなど)をすると骨が露出したまま傷口が




治らなくなってしまうというものです。しかも原因も分からず対処法が




今のところない!発症率は4%ほどですが、ほとんどの方が生涯1度も




歯を抜かないことはないと思うので問題です。治療する歯医者側に




とっても対処の方法がないということでとても怖いものです。




薬の効果としてはとてもいいと思うのですが今までは副作用がないと




いうことで気軽に予防的に投与されている方も多くいるようです。




しかもこの薬は服用をやめても骨の中から10年ぐらいは抜けない




らしいのです。これらのことは、もっと一般の方にも情報発信して




その投薬が今本当に自分に必要なのか考える必要がありそうです。




まだまだ報告例は少ないですがこれからどんどん増えてきて大問題に




なるだろうと言う先生もおられます。



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Posted by いくま歯科医院院長  at 00:22 │Comments(0)インプラント

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